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Fortune Telling Experience in Yokohama Chinatown

横浜中華街で占い体験


今回私たち占いチームは純粋に「占い」を体験したく、横浜中華街の占いに伺った。なにをどう占ってもらえるのか。多くの場合手軽に体験できる料金ではないため、少し躊躇していた。しかし今回同じく占いに興味を持ったメンバーに恵まれ、好奇心にしたがって思い切って足を運ぶ機会があった。占い師さんにはわたしの人生について数々のことを告げてもらったが、そのなかでも印象的な恋愛に関した占い結果を紹介したいと思う。
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「…子供1人は産みます。あと3人はあなたの意思次第ですね。」

恋愛へと話題が移った瞬間、占い師さんはすぐさまそう宣言した。あまりにも平静とこの世の真理でもあるかとする口調は、私になんとも言えない緊張感を抱かせた。不幸中の幸いか結婚運は絶えず高いらしい。しかし占い師さんは私が自然界に象徴すると「太陽」に当たることを注意してきた。「太陽」の人は基本穏やかだが、どこか遠くから冷静にものをみすぎる性質がある。従って結婚運があっても、なかなか結婚に至らないそうだ。

そうそう結婚しないが、天のお定めによって必ず子供を授かるわたしの運命。結婚前に天によって子供を授かる将来も否定できない。そのような将来は…まるで聖母マリアではないか…。わたしは開祖の生み親になる潜在的可能性があるのか…。

(!!!)

……とてつもなくひどい茶番はさておき、宗教に関連づけると手相からして私はご先祖様と神様から共に厚く守護されているらしい。第六感や直観に優れているとのことだ。うん、頼もしい!

さて、私は今回初めて横浜にて占いを体験した。体験自体、もちろん大変興味深かった。同時に、一緒に取材したメンバーと占いの結果にリアクションを取り合うのも楽しい思い出となった。「え〜違くない?」「確かにあってるかも!」と話が盛り上がり、実際の体験の延長線にもまた違った楽しみ方があった。

占いに関しては、くだらない、インチキ、という考えもあるだろう。なぜなら根拠もなく、実証もできないからだ。さらには生年月日だけでどうして自分の特性や将来が定まるのだろうか。しかし何かを「未解明」「実証不能」だからと見下す態度は少し傲慢だと思う。無論「天命を信じて崇めよ」「占いが真理だ」と主張したいわけではない。私もそうは思わない。しかし、何が正しいとされるかはその時折の力関係によって左右されることは頭の片隅に留めても良いだろう。「正しさ」は必ず何かしらの力関係によって成立するものではないか。人々の価値判断の軸として理解すると、占いをはじめとした神秘も科学も同等のもので、決して背反するものではない。どうか、占いなどを「非科学的」だと罵倒し、自分がいかに合理的・理性的な人間かであるか証明しようと躍起になっている人は一旦、こころを落ち着かせてほしい。科学、事実、論理が唯一絶対的な価値ある正しさだとして他を小馬鹿にする考えは、心が荒れるし、他者をいずれかは傷つけるかもしれない。

気負い立った個人的主張を綴ったが、難しいことは考えずに今日において占いはちょっとした娯楽として嗜む人がほとんどであろう。今回わたしもそのうちの一人であった。大変充実した体験であった。

もし人生を少し彩り豊かにしたいのなら、みなさんも占い場へ足を運ぶのはいかがでしょうか。意外な「お告げ」があなたを待っているかもしれないですよ。

占いのあと、私たちは取材メンバーの一人がおすすめした暖かくホワホワな肉まんを口にして幸せになりました!

(Mio)
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「占い師の言う通りに宝くじを買えば当たる説」

筆者はこの説を確かめるため、6月19日横浜中華街にある有名な占い店『華陽園』に赴いた。ちなみに筆者は占い店に行ったのは今回が初めてであり、前情報に惑わされないで占いを体験できるのでは、という見解。どんな占い結果が待っているのか、いざ占い店へ。

まずは取材先の華陽園の特徴と、占っていただく先生を紹介しよう。

中華街大通りにたたずむ有名店

華陽園(かようえん)
中華街大通りにある有名店。英語、中国語、韓国語もOKという、日本語以外での占いができる珍しい店舗。看板の通り一番手軽にできる占いは手相占い。料金は10分程度で1000円。

仁☆晴雲(じん・せいうん)先生

雑誌の開運ナビゲーター、占術研究家として活躍。手相・人相・九星気学・四柱推命をはじめ、タロットや易を駆使し、いかに日常生活を開運すべきか日々提案している。
仁先生の占いは当たるという口コミもネット上には多く、鑑定人数は2020年11月末時点で約7万2000人を超えているという(仁先生のHP参照)。

雑誌やテレビで活躍 仁先生

今回お願いしたのは『手相+四柱推命』のコース。「宝くじで何を買えばいいのか占ってもらうことはできますか?」と聞くと、「どれを買うというのは難しいですが、相性の良い方角などを知ることはできますよ」と話していた。というのも、宝くじは運の要素がすべてなので、その人自身について見る占いと当たりくじを的確に当てることとは相性が良くないようだ。

しかし、相性の良い方角や時期などは見ることができるとのことだったので、方向性を変えて、「占いでできる限りいい状況を作ったうえで宝くじを買えば当たる説」に変更することになった。

四柱推命という占い方法で鑑定してもらうと、私は自宅から南の方角と相性が良いそうだ。また、時期によっても方角の相性は変わるようで、取材に行った6月中に南の方角にある場所で宝くじを買うと良いと言われた。仁先生の話し方は落ち着いていて、信じたくなる雰囲気があった。例えば、占いの最初にも「基本的には頑固ですね。ただ学校の先生にはなれますね。冷静さも仕事に合っていて、この人はこういうタイプかな、というように人をよく見ますね」と、教職課程を取っている筆者を見透かすような言葉があり、この時は宝くじが当たるのではないかとワクワクだった。

生年月日などから運勢を見る

また、運気の波も説明する仁先生。「月破(げっぱ)」という物事がうまくいきそうになって油断すると失敗する時期には要注意だと話した。ダブルチェックや早めの行動が必要と助言をいただいた。言葉を胸に刻み、自分の占いは終了となった。

占いの後日、実際に自宅の南の方角で宝くじを買ってみた。たまたまその日は9-11時の運勢が良いと仁先生のアドバイスがあったため、その時間に合わせて購入した。

結果は……残念ながら買った分すべてが外れだった(悔しい!)。しかし、夢のある良い時間だった。筆者の場合宝くじがメインだったが、同時に性格やこれからのことなども鑑定していただきかなり面白い体験となった。筆者のような目的以外でも、娯楽や相談のために占いをするのも良いものだと思った。

(Miyake)
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6月19日、私達は横浜「華陽園」の占いに行った。インタビュー(占い)に行く前に、私は手相や算命学、タロットを含む様々な占いは全て非科学的で非論理的な学問だと思った。占いが当たっていたら運命も存在すると言えるかもしれないが、個人的には運命を信じないからだ。しかし、今回のインタビューを通じてこのような偏見が変わったと言えるほど驚いた経験をした。

手相を見ている私

インタビューをするとき、私を含めて占い班の3人は、生まれた日と生まれた時間などの情報を基に各1時間各20分or合計1時間ほど相談に乗ってもらった。生まれた日付によって、その人を表す4つの柱ができると言われた。 4つの柱の中でも、自分自身の性格を表す動物があるが、私の場合、虎がその代表動物だった。その動物は性格や性向、適性を表し、今後の未来に起こる大きな事件も予想ができるそうだ。私の場合、2029年に結婚や妊娠をする可能性が高いと言われた。

また、手相も見てもらった。今後の健康や恋愛運を大まかに聞くことができて、特に恋愛に関わる運勢が気になった私にとっては疑問解消ができる時間だった。インタビューが終わったら終わった後二人と結果を比較してみて、お互いに似ている、または違う点を見つけるのがすごく面白かった。

手相を見ている私

人々は未来についていつも不安を持っている。占いを通じて自分の未来を少しでも予測することができれば、例えば試験に合格するか、就活に成功するかなどを占ってみることができれば、その内容が必ずしも正確でなくても不安感を解消してくれるという側面では肯定的な影響があると思う。生年月日によって運命を解釈する原理や公式が知りたいし、私も機会があれば勉強してみたいと思った。もちろん、占いに依存しすぎるのは良くないが、1〜2回ぐらいは良い経験になると思うので、おすすめしたい。

(Jisun)
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COVID-19の感染拡大によって社会経済活動がオフライン、対面という形態からオンライン、遠隔でのサービスに転換される中、主に対面で行われていた「占い」においても非対面化が進んだ。個人的な事情によって班のメンバーたちと一緒に対面占いに行けなかったため、数ある方法の中で特に私の好奇心を刺激した「電話占い」を選んで一人で占ってもらった。

電話占いはお店に行って占い師と直接顔を合わせる必要がなく、電話を通じて相談が行われるということだけを除けば一般的な対面占いと大きく変わらなかった。私は占いを受ける前、生年月日、生まれた時間など基本的な情報を占い師に伝え、これらの情報をもとに生まれつきの性格や職業、恋愛運などについて総合的に鑑定していただいた。現在大学3年生で、就活や将来について本格的に考え始め、今後の進路について悩んでいたため、主にこの点について相談した。

「海外運があって、それが20代後半まで非常に強いね。だから、できれば20代に海外で生活した方が良いし、もし就職をするなら外資系会社や外国で就職した方が良いと思う。」

「人々が占いを受ける理由がここにあるんだ!」 相談した20分ぐらいの間ずっと思っていた。初めての占いであったため、最初は漠然とした好奇心を満たしたいという気持ちだけだったが、電話を切る時は何らかの解放感を覚えた。友達や両親に相談をしにくいことについて思う存分話すことができてとても良かった。人生に対する明確な答えを得たというよりは、自分自身のことについてもっと深く知ることができる時間だった。

非対面時代の中、お店にわざわざ行かなくても電話やメールなどを通じて占ってもらえるところが増えているため、私のように占いに初めて挑戦する初心者さんも気軽に占いを経験してみることができるようになった。誰にも気を遣うことなく、悩みや自分のことを話したい人は占いの世界に一度足を運んでみることも一つの良い選択肢であると思う。

(Bohyoung)

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